大手の派遣会社についての詳細

> 大手の派遣会社について

大手の派遣会社について

1986年に「派遣法」が施工されて以来、日本における人材派遣市場は急速に拡大してきました。特に1999年の「派遣法改正」により派遣可能業務が原則自由化されてからは、一般・特定共に許可事業所数が爆発的に増加し、最初の派遣法以来22年間における派遣社員の人数は約20倍、派遣を利用する派遣先企業の数は約30倍へと大きく膨れ上がる結果となりました。

その後2008年のリーマンショックを境に増加に歯止めがかかり、近年は横ばい傾向にありますが、それでも日本の人材派遣会社数は2位のアメリカに大差をつける断トツの世界1位であり、現在およそ65500社以上がひしめき合っているのが現状です。

このような社会において、「派遣」として働く場合に「どこの会社に登録するのがいいのか?」、「何を目安に選んだらいいのか?」、「大手派遣会社なら安心出来るのか?」、「どの程度信頼出来るのか?」等様々な疑問があると考えられます。そこで今回は「大手派遣会社の特徴について」の詳細にスポットを当てて調査をしてみたいと思います。

大手の派遣会社のメリットとデメリット

メリット・デメリットは人により感じ方が違いますが、やはり相性はあるといえます。1社だけの登録ではなく、いろいろ試す意味でも数社に登録する事が望ましいと考えられています。

それぞれの会社によって得意とする分野や、サポートの違い、こだわりの案件等に違いがある為、実際に利用してみる事が、自分に合う派遣会社を見つける方法といえるでしょう。

メリット

・対応する地域が広く、全国エリアで利用しやすくなっています。

・求人数(案件数)が圧倒的に多いです。また非公開の募集(クローズド求人)も多い為、希望する派遣先を見つけやすいといえるでしょう。

・福利厚生がしっかりしている事が多いです。

・資格取得の斡旋や、スキルアップの支援等のサポート体制が充実している事が多いです。

・給与体制が安定している事が多いです。

・歴史があり、得意とする分野における情報網や企業への信頼が厚い等の強みを持っています。

・専用の電話やメール等の窓口がしっかりしていて、相談がしやすいという点があげられます。

デメリット

・大手は利用者が多い為、エントリーしても社内選考で落ちてしまう事があります。

・営業担当者によって当たりはずれがあるといわれています。「人により素っ気なかった」、「機械的な対応で不快に感じた」、「忙しすぎて連絡が取れない」等の不満が実際にあるようです。

・口コミ情報が多い為、惑わされやすいといえます。(※中には主観的すぎる口コミも多数ある為、すべてを鵜呑みにするのではなく、自分で体験して判断するとよいでしょう)

職種ごと、その属性に強い大手の派遣会社の選び方

圧倒的な求人数を誇る大手の派遣会社では、ほぼ全業種の募集案件を取り揃えていると
いえます。その中で希望の職種に対して得意であるかどうかを見極め、気になった複数の派遣会社に登録する事が望ましいと考えられます。

では実際にどの派遣会社が希望職種に強いのか?という判定の仕方は、次のようなポイントがあげられます。

  • 「希望職種に対する仕事情報量」
  • 「希望職種に対する派遣先企業数」
  • 「希望職種を選択した場合の派遣会社のサポート力」
  • 「口コミによる情報」
  • 「派遣会社を探す求人サイトの情報」
  • 「実際に利用してみる」

このようなポイントを考慮して、複数の派遣会社に登録してみる事が希望の仕事を見つける上で最も有効といえるでしょう。

事務職に強い大手の派遣会社の選び方

上記の内容(希望職種に強いかどうかの判定ポイント)を踏まえた上で、「事務職」に強いという派遣会社を何社か選択します。「事務職」というのは、デスクワークの中では希望者が非常に多い職種である為、この職種に強いと考えられる派遣会社を数社に絞るのは難しいといえるかも知れません。

しかし派遣会社への登録数は多すぎても少なすぎても利用しづらく、就業チャンスを逃してしまう事にもなりかねない為、一般的に望ましいと言われている3〜4社程度を目安に絞り込み、実際に利用してみる事をおすすめいたします。

情報サイトによっては、様々な職種ごとに望ましいといわれる派遣会社のランキングや、実際に利用した人の口コミ人気等、知りたい情報を見やすくまとめているので、是非参考にしてみるとよいでしょう。また各社HPに詳しい内容を載せており、登録に関する問い合わせもメール・電話で利用出来るようになっている為、利用を検討している派遣会社に問い合わせしてみるのも1つの方法といえるでしょう。

更に事務職に強い派遣会社を見つける方法として補足すると、事務職以外のデスクワークの仕事内容の募集(例えば「OA事務」「営業事務」「経理事務」「人事事務」「貿易事務」「金融事務」「国際事務」「オフィスワーク」等)が多いかどうかという点も参考に出来るでしょう。全般的にデスクワーク系の仕事募集が多い場合であれば、事務系の仕事に強い派遣会社であると考えられるからです。

◆事務職に強い派遣会社の参考例
「スタッフサービス」「テンプスタッフ」「リクルートスタッフィング」「インテリジェンス」「アデコ」「ランスタッド」等

製造業に強い大手の派遣会社の選び方

上記の内容(希望職種に強いかどうかの判定ポイント)を踏まえた上で、「製造業」に強いという派遣会社を何社か選択します。

デスクワーク系の職種と違い、得意な分野として他との差別化を見るのは比較的容易である為、情報サイトのランキング情報や口コミ人気、各社のHP情報等より、利用したい派遣会社をピックアップしましょう。また実際にメールや電話で詳細を確認してみるのもおすすめです。

製造業に特化しているかどうかを見分けるコツとして、製造分野における細かい職種ごとの募集件数が多いかどうかをみる事が重要です。製造系・工場系の作業区分等、その分野(※例えば検査・組立・加工・包装・箱詰め・仕分け・物流・運搬・選別・管理・軽作業等)の詳細ごとの募集内容が多くあれば、その内容に特化していると判断出来るでしょう。

◆製造業に強い派遣会社の参考例
「アデコ」「テンプスタッフ」「ランスタッド」「スタッフサービス」「パソナ」「ヒューマンリソシア」等

営業職に強い大手の派遣会社の選び方

上記の内容(希望職種に強いかどうかの判定ポイント)を踏まえた上で、「営業職」に強いという派遣会社を何社か選択します。この場合実際に営業職を求めて派遣会社を利用した経験者の口コミ情報はかなり参考になるといえるでしょう。

営業という分野は、その会社において原動力ともいえるべき重要な職種です。あらゆる営業ノウハウや、営業という分野について細かな採用(※店頭営業・ルート営業・営業アシスタント・アポインター・新規開拓営業・販売営業・企画営業・セールス・アドバイザー等)がある等、営業に関する詳細事項が多い点は、大きなポイントといえるでしょう。

◆営業職に強い派遣会社の参考例
「パソナ」「インテリジェンス」「スタッフサービス」「テンプスタッフ」「アデコ」「ランスタッド」等

大手の派遣会社と中小の派遣会社の違いは何?

大手と中小の派遣会社の違いとして最も大きいものは、やはり「募集件数」の圧倒的な差であるといえるでしょう。大手は派遣先企業における長年の実績や信頼度が高い為、各分野における案件が非常に多く、独自のルートによる非公開求人の取り扱いもある等、幅広い募集という意味では欠かせないといえるでしょう。

但しここで注意が必要なのは、大手は募集件数が多い分利用登録者の数も多いという点です。特に希望する人数の多い職種の場合、自分と同じような希望を持つ利用者と重なる為、優先的に派遣を斡旋して貰えるような資格や、優れた実績があれば問題ありませんが、そうでない場合社内選考で落ちてしまうなど、なかなか希望のところに決まらないといったデメリットがあります。

また大手の場合、営業担当者が複数の利用者を掛け持ちして担当する事が多い為、忙しくてなかなか連絡がうまく取れないといった不満が聞こえてくる事が多いです。それと比較すると、中小の場合担当者が親身になってくれるといった良心的なサポート力に定評がある事が多いです。

大手は全国エリアごと幅広い地域ごとのサービスが充実している為、使いやすいといったメリットがあります。それに比較すると中小の場合はエリアが限られる等、地域による不便さはありますが、その分地元の企業に根付いたサポートは充実している事が多いといえます。利用の地域によっては使いやすいといえるでしょう。

このようにそれぞれ特徴が異なりますが、一般的な利用者の情報から考えると、やはり大手の募集件数の量は外せません。なるべく希望の派遣先を見つけるという意味では、大手の数社の利用はある程度常識といえるのではないでしょうか。それプラス気になる中小の派遣会社がある場合には、もちろん実際に利用してみるとよいでしょう。大手にはないよさを痛感出来るかも知れません。

大手の派遣会社への登録がおすすめな方

・信頼や実績のある大企業への派遣を求める方におすすめです。

・安定した雇用を求める方にはやはり大手の派遣会社がおすすめです。給料が安定しているという口コミ情報が多いです。

・特殊な分野の職種を希望する方におすすめです。やはり案件が少ない職種の場合、中小ではごくわずかの派遣先の中から選択しなければならない為、希望の仕事に就ける確率が少ないといえます。

・福利厚生を重視する方におすすめです。大手の場合充実したサービスを受ける事が出来ます。やはり安心して利用出来るといったメリットがあるといえるでしょう。

おすすめの大手の派遣会社ランキング

上記項目において、特定の分野で実力のある派遣会社を紹介致しましたが、やはりバランスの良い安定した派遣会社は、全体の中でも人気が高いといえます。では具体的にどのような派遣会社が多くの支持を受けて利用されているのかを見ていきたいと思います。

1位、アデコ

国内だけでなく、世界に幅広く名を馳せる、世界最大級の外資系人材派遣会社です。2015年10月の月間人材ビジネスにおける第24回派遣スタッフ満足度調査では、口コミ人気第1位を獲得する等、利用者に高い指示を受けている人気の派遣会社です。

>>アデコの派遣登録のページはこちら

2位、テンプスタッフ

国内最大手と評されるテンプスタッフでは、全国におよそ300以上の拠点も持ち、業界でもトップクラスの求人数を誇っています。また福利厚生やスキルアップといった、利用者のバックアップ体制が充実している点でも人気の高い派遣会社です。

>>テンプスタッフの派遣登録のページはこちら

3位、パソナ

国内大手の派遣会社の中では、一人一人の可能性を引き出す為の丁寧なコンサルティング力が有名で、派遣スタッフ満足度調査では口コミ人気6年連続第1位を獲得する等、その実力には定評があります。更に相談窓口や3000以上の口座によるスキルアップ支援等でも人気の高い派遣会社です。

>>パソナの派遣登録のページはこちら

4位、ランスタッド

世界に幅広く展開している最大級の派遣会社です。元々外資系として多くの拠点を持っており、外資や海外系の派遣先を希望する方に非常におすすめです。多くの求人数と、優良派遣事業者に認定されているという安心感で人気の高い派遣会社です。

>>ランスタッドの派遣登録のページはこちら

5位、ヒューマンリソシア

全国に最大級の求人数を誇る派遣会社で、オフィスワーク・事務・営業・販売の分野では特に充実していると定評があります。教育事業を行うヒューマンアカデミーと連結している為、スキルアップや研修制度の充実したサポートが受けられると人気の派遣会社です。

>>ヒューマンリソシアの派遣登録のページはこちら

6位、リクルートスタッフィング

大手リクルートが運営している派遣会社で事務やIT系に特に強いと評判です。充実した福利厚生と、スキルアップ研修・資格取得支援制度に力を入れており、大企業や非公開のクローズド求人が多いと人気の高い派遣会社です。

>>リクルートスタッフィングの派遣登録のページはこちら

7位、インテリジェンス

国内大手の派遣会社として大企業を多数派遣先にもつ事で有名です。IT・エンジニア・技術者・クリエーター等に特化しており、業界最大手の派遣求人数を誇っています。登録時の満足度が高く、安定したサポートと充実した福利厚生で人気の高い派遣会社です。

インテリジェンスの派遣登録のページはこちら

8位、スタッフサービス

大手リクルートグループに属し、オフィスワークに優れた国内大手の派遣会社です。上場企業や優良企業への派遣先が多い事で有名で、求人数の多さや利用者へのサポート体制の厚さ、また福利厚生面の充実でも人気の高い派遣会社です。

>>スタッフサービスの派遣登録のページはこちら

ここに挙げた8社の派遣会社は、数多くの人材派遣を扱う情報サイトでは、常に常連としてランキングに名を馳せる国内最大級の派遣会社です。取り扱う求人数の多さはもちろんの事、利用者の満足度・サポート体制・福利厚生面の充実・派遣先企業の安定等、どれをとっても引けを取らないメリットが揃っているといえるでしょう。

更に現在の日本における派遣会社の登録数は驚くほど多く、ここに挙げた会社はその中のほんの一握りの派遣会社にすぎません。まだまだ沢山のよい派遣会社があり、それぞれにメリットもデメリットもありますが、最終的には自分との相性です。いかに利用しやすく、良い仕事先に出会えるかはそこから決まるといえるでしょう。

まとめ

以上が「大手の派遣会社の特徴」をまとめた調査の結果となりますが、内容的にはいかがでしたでしょうか?

日本の非正規社員の割合としては、パートやアルバイトに比べるとまだまだ利用者数はそれほど多くはない派遣社員ですが、実際に稼働している派遣会社の数は驚くほど多いのが現状です。

しかし規模の小さい人材派遣会社では、どうしてもその力不足が目立ちなかなか思うような仕事が見つけられない事があげられます。そういった意味では今回取り上げた大手の派遣会社の登録は、良い派遣先を求める為には絶対に欠かせないといえるでしょう。

既に派遣の仕事をされている方も、これから派遣の仕事についてみたいと考えている方にもこのような情報が活かされ、良い出会いがある事を願っています。